ホルター心電図 四方山話

ホルター心電図 四方山話します

■こういう心電図

長い洞停止で終わる発作性心房細動PAfがありました(前回の続き)

前回の記事「発作性心房細動はこのように始まって終わる」を書いてる間に、解析したホルター心電図の中にPAfがあって、その終わり方が長いSinusArrest 洞停止で終わるのがありました 下図のホルター心電図は、3チャンネルで連続した1段7秒です 誘導は、CH…

発作性心房細動はこんなふうに始まり終わるのかぁ

ホルター心電図では得意な適応である「発作性心房細動 PAf」について見てみましょうなんで得意かって言うと、先ず、発作性心房細動ですが、これは「発作性」というぐらいで、慢性でも持続性でもない心房細動でいつ、どのぐらいの間 起こるかわからないので安…

PVCを詳しく見てみる(その4 多源性VPC)

「PVCを詳しく見てみる」 その4は 多源性PVCについて見てみましょう PVCはそのフォーカス(発生起源)が一つならR波の形状はほぼ同じになるし、複数であれば その形状は各々違ってきますね 一つなら「単源性」、複数なら「多源性」と呼びぶようです 複数の…

PVCを詳しく見てみる(その3 間入性期外収縮の場合)

PVCをその発生するタイミングで分類すると、代償性、非代償性、それと今回の「間入性」があります 間入性は呼称そのままで、RR間隔の間に割り込む期外収縮です RR間隔は洞結節の刺激間隔となります 下図の心電図は2段目と3段目に同じフォーカス、同じ形状のP…

VPCを詳しく見てみる(その2 非代償性休止期の場合)

VPCでも、前後の洞性RR間隔との関係で、休止期が代償性をもつ場合とそうではない非代償性、それと間入性がありますね 今回は、非代償性のVPCです 分かりやすくするために、記録紙上に直接色分けしたラダーグラムで書き込みました 見やすいでしょう! SはSinu…

VPCを詳しく見てみる(その1 代償性休止期の場合)

記念する第1回目の記事は、不整脈の基本中の基本、心室性期外収縮を詳しく見てみました アーチファクトやノイズ混入の無いきれいな記録です (いつもこうだといいんですけどね) 1段目には、右脚ブロック(完全型でしょうか)の中に、期外収縮があります QRS…