■これなに!心電図
目次1.この先行収縮は何だ?2.デルタ波の特徴は?3.R’の発生をベクトルとタイミングから考えてみる (1)QRSベクトル <1> R(ドミナントモフォロジー) <2> R’(先行収縮モフォロジー) (2)R’の発生機序 <1> 先ずR’の先行収縮の要因を考える <2> Rのタイミ…
上室性期外収縮(PAC)が多発している24時間心電図で、早期発生のP波によるR波が通常のAV伝導したり変行伝導となったり、或いはBlocked PACとなったりするR波の三変化の心電図がありました それが何の要因で起こるのかについて、これからローレンツプロット…
〈はじめに〉 ここに書いた記事は、心電図の異常波形の要因について、既知の知識や解釈に基づいて演繹的に推論したり独自の仮定に基づく推測を行っている部分が多く、医学的エビデンスに欠ける部分もあろうかと思います 自分の理解のために多くの仮定を含ん…
2度房室ブロック(AVB)は、先行する洞結節による一定調律PP/RR間隔で、P波の後のR波が房室結節での伝導ブロック(途絶)により突然に1拍だけブロックが起き、RR間隔が延びるものですが、今回の心電図は2度AVBのように見えてそうもなさそうです 24時間全体を…
洞房ブロックのPP間隔変化を引き起こすその背景には、一定間隔の洞調律があります 洞調律による刺激が、洞房伝導時間遅延と途絶により洞房ブロックとなります 以前のブログでその原理を見てみました(下記参照) その背景には一定で発生する洞調律が潜んでい…
なかなか見ることのない、ホルター心電図に出会いました 75才、女性、深夜午前0時付近で10数分間だけ顕著な波形変化を起こしていました それも2チャンネル誘導中、CH1だけに起きた変化でした PVC、PACともに散発性で洞調律による右脚ブロックがドミナント波…
前回に上室性期外収縮PACで右脚枝(RBB)と左脚枝( LBB )の変行伝導が交互に(2段脈のように)出現する例を取り上げました 現象としては理解できるが、何故、どのようにして起きるかはわからずに後回しとしましたが、この件についてちょうどいい文献が紹介され…
左脚ブロックか心室性か判断しにくいR波や、右脚ブロックも時々出てくる期外収縮が間欠的に繰り返しでてくる・・・・・ こういうホルター心電図があったのでその現象を検討してみましょう 下図がそれです 心電図を見ると、期外収縮が連続してその形状も2種類…
心電図の基本、QRST波の成因を考える時、細胞レベルから見ていくわけですが、これがなかなか理解し難いものの一つではないでしょうか 特にT波がどのようにしてできてくるかは直感的にはなかなか理解し難い、す~っと入ってこない項目の一つですね (容易に理…
2度房室(AV)ブロックでも分かりやすいのもあれば、なんだぁこれ!みたいのも結構出てきますね 今回はそのような心電図の中でも、ちょっと複雑な心電図でブロック比率(何回のP波でR波ブロックされるか)が決めきれないものなどを見てみたいと思います 話は…
今回は実際解析した心電図ですで、なにこれ的なホルター心電図を紹介します CH1では心房粗動の様であり、CH2では心房細動の様であり誘導によって見え方が違ってるというものです 加えて、ある時間帯だけ、心拍数が倍ぐらい変化するものでもありました 24時間…
発作性上室頻拍PSVTの機序を探るのは結構むづかしいですよね 今回はー AT?AVNRT? 将又Af?ーと題して考えてみましょう 同一被検者(78才、男性)の、ホルター心電図で午前から午後にかけての3種の時間帯のものです 誘導は3チャンネルで、CH1:CM5、CH2:NA…
洞調律の右脚ブロックで、短時間で急激に形が変化する心電図がありました 間欠性や交代性などの変化は見たことがありますけどね こういうのは殆ど見見たことがないので、あれって思って記事にしました 大体において、洞調律の心電図でRR間隔は同じでQRS波の…
ホルター心電図では得意な適応である「発作性心房細動 PAf」について見てみましょうなんで得意かって言うと、先ず、発作性心房細動ですが、これは「発作性」というぐらいで、慢性でも持続性でもない心房細動でいつ、どのぐらいの間 起こるかわからないので安…